35年前、もっと前の話だったかも。
なんの現場かはナイショですが、公務員だった父が若かりし頃、交替勤務をしていた頃です。当時、身体の回復のためにお灸(やいと、と呼んでいた)を置いていました。
この人間?が並んでるパッケージね、鮮明に覚えています。わたしがなにかやらかしたときに、父が「やいとするぞぉ〜!」と脅してくるんです。幼稚園児にとっては、火をつけたアツアツのよくわからない物体を身体に置くなんて恐怖です。全力で逃げていました。
そんな「ガォーさん」よりまだちょっとまし(?)な脅しから35年後、当時の父の年齢をとっくに追い越して立派な中年となったわたし、ちいさなおみやげに、せんねん灸のサンプルセットをいただきました。
パッケージが脅されてたときのまんま…!!(メインカラーが緑だけど)
マッチ箱ぐらいの小さな箱に4つ、ビギナー向けのお灸が入っていました。
もう昭和平成令和と生きてきたので(?)、さすがにお灸はもう怖くありません。鍼も(20代のときに一度だけ)経験済みです。お茶や漢方を信じるタイプなので、お灸には不調を整えるための可能性が少なからずあると感じていました。
さて、どこに置いてみようかと、せんねん灸公式の入門動画で使い方を学びながら、不調別のツボを検索しました。四十路、あっちこっち不調があります…。
考えた結果、今いちばん深刻な不調の「咳(気管支喘息)」にフォーカスすることにしました。
ある日、Xのスペースで知人から言われたんですよ、「茶鏡さん。定期的に咳でちんでない?」と。はい、わたしの統計では季節に一回ぐらいです。あかんやん。
といいますか、このブログ記事を書いている今日、咳が2週間以上止まらず、仕事を休みました。今回はさすがに病院に行きましたが、もうすぐ弱りやすい夏がやってくるので、なんとかしないとまた休む羽目になります。
咳に効果のあるツボはいくつかあるのですが、わたしは、上の図の「尺沢(しゃくたく)」と「天突(てんとつ)」2種類・3箇所に置いています。最初から、すでに咳が出ている、もう時すでに遅しな場面で置いてみましたが、特に置いた直後は咳が出なくなるのでやっぱり効くんじゃと…。特に天突は喉のそばなので、熱いですがその分効果も感じやすいと思いました。
お灸は毎日続けることが大切です。なので、ドラッグストアで緑の箱を買って、毎日、多いときは1日2回、この3箇所においています。やるなら、夏バテもふっとばすと、他の場所にも置いてみています。松尾芭蕉も「足三里」に灸をすえて、奥の細道を旅したという、定番のツボ「足三里(あしさんり)」と、首や肩の緊張を解く「合谷(ごうこく)」。所要時間がが1回あたり5分ぐらいなので、お茶をわかしながら、(ちょっと工夫がいるけど)スマホ見ながらできるので、意外と気軽にできるセルフケアです。
置き場所、なんとなくなので、是非、大阪にあるせんねん灸ショップに行ったり、有識者に話を聞きたい…。せんねん灸の本社は滋賀県長浜市にあるのですが、お灸の熱さのレベルで滋賀県が広がっていくネーミングが良いですね。
お灸を毎日置いて、元気に2024年の夏を乗り越えることが目標です!
※ずーっと更新されてなかったプラグインが更新されたので、顔のボタンを復活させてみました。