20241130_クリスマスの「チョコレートのやつ」

わたしは甘いものは大好きなんですが、炭水化物がないとチョコレートが食べられません。
板チョコ、塊のやつ、チョコレート単体だと高級なやつでも無理です。鼻血が出そうな感覚に陥るのです。食べられる板チョコは明治のブラックだけ…とんでもなく高級でビターなやつだったらいけるかもしれない。

今日、お友達が京都でフリマ出店するということで、差し入れに袋入りのチョコを持っていったのです。棒付きの一つ一つ結構大きなやつ。渡すと、これ一晩でなくなる!と。わたしの中でおっかなびっくり。明治のブラックであってもそんないっきには食べられない、、、

ところがどっこい、クッキーなどの炭水化物やドリンク、アイスクリームなどとコラボすると世界が広がるんです。板チョコはダメでも、ガトーショコラとかチョコレートアイス、ココア(ホットチョコレート)ならいける。むしろ大好き。これなんでかわからなくて、わたしの七不思議の一つです。

好きなものとコラボしてくれると、めっちゃいいんですよ。ここでわたしの大好きなおいしい「チョコレートのやつ」紹介しますね。

写真のお菓子は、京都は一乗寺のドイツ菓子屋・フラウピルツさんのお菓子。
右下のチョコのやつ!これが大好きで、何年も「チョコレートのやつ」といって注文していましたが、今日やっと覚えました。

エリーゼンレープクーヘンフラウピルツさんのインスタの投稿が詳しいです

スパイスの香るマジパンにちょっとドライフルーツをしのばせ、チョコレートで封じ込めた(一部言い方を真似しました)「チョコレートのやつ」。クッキーとも違うなんとも言い難いやわらかい食感で、スパイスがガツンと鼻の中でこんにちわするお菓子です。

これ、ドイツのクリスマスのお菓子。そりゃあ、通年売ってない…。通年売ってほしい…。
日本人にはやや好き嫌いが分かれるかもしれません。なので、日本のお店ではあまり売ってないのですが、本場ドイツはニュルンベルクでは定番だそうです。クリスマスマーケットには売ってるかもしれないですね。

クリスマスマーケットといえば、かつて梅田スカイビルで開催されていた「ドイツクリスマスマーケット」が思い入れが深いです。学校でドイツ語の先生に教えてもらって、何年か毎年行ってました。これが本来のクリスマスなんじゃないのかいと感じる温かな雰囲気。おいしい食べ物。酒が飲める年齢になったらグリューワインであったまって。マグカップで飲むんですが、このカップは記念品で、いまだに家で使っています。

ドイツクリスマスマーケット、コロナになる前ぐらいになくなってました。当時はショックでしたが、その寂しさももう忘れた2024年に、なんと天王寺のテンシバでクリスマスマーケット開催の知らせ、行きたいなあと思ってたんです。グリューワイン、レーベンブロイ(ドイツビール)…(酒ばっかり)

そうこうしていたら、先ほどのおいしい「チョコレートのやつ」の、フラウピルツさんが、タイムリーなことに今日、京都の小さなクリスマスマーケットに出店されるとのこと。お友達のフリマから、ソワソワとバスに飛び乗り、行ってみることにしました。(京都のバスは、わからないので、不安)

会場はどうやらドイツの交流施設っぽく、クイズか何かやってるのか「アイン、ツヴァイ…(ドイツ語で1、2…)」とおっちゃんの声が聞こえる。お店が何店舗かあり、中には行列のできているところも。その中に、フラウピルツさん、いらっしゃいました。わたしを覚えててくれててよかった。ちょっと話をした後、京都で一番おいしいと言われるシュトーレンと、あったまるグリューワイン、そして「チョコレートのやつ」をオーダー。

グリューワイン飲みながらおつまみを食べ、カレーを食べと、満喫。帰る間際にふと、レストランさんのお店に、あの「チョコレートのやつ」を見つけたのです。形も大きさもだいぶ違います。フラウピルツさんのしか食べたことがなかったのですが、なんと食べ比べができる、ということで、買ってみました。

京都から特急使って約1時間半、おうちに帰って、夜ご飯を食べーの、早速、食べ比べのエリーゼンレープクーヘンをいただきました。(フラウピルツさんのはおいしいとわかっているので、大事に冷蔵庫にしまってます。)初めての他所のやつ、スパイスかドライフルーツかどっちかほしいな…と思いましたが、あの食感はほぼ同じ。難なく完食。袋の後ろをみたら「エリーゼンレープクーヘン」と書いてあって、ああこの「チョコレートのやつ」はエリーゼンレープクーヘンというのか〜〜と、やっと名前が頭にインプットされました。ネットで調べると、作り方も載ってたよ。

クリスマスはおいしいごちそうやらお菓子やらいっぱいあるけれど、これを読んでイケそうだと思ったら、ぜひ、エリーゼンレープクーヘン、食べてみてね。

今日満喫したから、もうテンシバに行かなくてもいいや〜と思ったけれど、これを書いていたら余計に行きたくなってきたなあ。