2024年12月31日をもって、フリーランス(個人事業)をたたみました。
先日、わざわざ仕事を休んで税務署へ廃業届を提出しに行きました。理由を聞かれたりなどするかなとビビっていましたが「送っていただいたら来ていただくても大丈夫ですから〜」で終わりました。
その日の奈良は快晴でした。
2019年に開業したので、約5年間活動していました。
実際に依頼をしてくださった方、活動に心を寄せてくださった方に、心よりお礼申し上げます。
先にお伝えしますが、ものづくりをやめるというわけではありません。2025年1月現在働いているNPO団体では引き続きグラフィックデザインの制作をしています。個人では推し活など自身の楽しみのために絵を描いたり、ブログやnoteの発信もしていきます。引き続き、見守っていただけると幸いです。
さて、フリーランス活動について振り返ってみます。
たたんだ理由は、スキルやコミュニケーション能力が足りていないこともありますが、活動する上で「やらない」決断をしていった結果、ゼロになって、そうした働き方をすることがないと腹がくくれたことです。その上で、運よく、働いていてやりがいのある・楽しい組織に巡り会えて、そこにコミットするという選択ができたというのもあります。
フリーランスを選んだきっかけは、勤めていたWeb制作の会社から仕事をあげるから辞めてくれと、解雇されたことなのですが、クビはきっかけです。その当時は個人的に人脈をガツガツとつくろうとしていて、会社員では身動きがとりにくく「いつフリーランスになるの?」と言われていたぐらいでした。
実際活動を始めてみると、少しずつお知り合いの方々からご依頼やご紹介を受けたりすることはありましたが、先ほども書きましたが、そもそものスキルがなく期待されるクオリティが担保できない、クリエイティブは成功してもコミュニケーションがうまく取れず、残念な思いをさせてしまい縁切りになったり、展示会に出れば力のなさゆえに失笑をかったりと、失敗を繰り返したというよりかは、成功したことがほぼなかったです。一回廃業します!と宣言したこともあったな…。
手を変え場所を変え、試行錯誤しましたが、やればやるほど信用を落として人が離れていく。
救いだったのは、「やらない」と決めさせてくれる人がいたことです。
なにがしのご縁でご一緒したWebの会社の方からは「スキルがない」とはっきり言われました。そのことに傷ついたというよりは、もうWebの仕事はやらなくていいんだいう解放感に満たされました。きっと誰からも何も言われないでいると、過去の経験に縋りできるんだと勘違いしたまま、ずっと進んできたと思います。そうして一つ一つ「やらない」決断をしていき、最近は絵を描くことを「やらない」決断をしました。(絵を描くことは生きる上で大事なことなので、怖い決断ですがそれはまた別の話)
コミュニケーションの面でもマネージャーを雇いなさいと言われて、何らかのサポートが必要であるということを感じ、フリーランスはわたしには無理だ、というのも、このことが決定打になりました。
自分自身で信用を築く難しさと、組織に順応していく難しさと、どちらが上だろうか。
わたしが組織で働くという選択をして良かったと思うこと。
組織で働くメリットは、お給料ややりがい以上に「サポートが受けられること」だと思っています。サポートとは障害者雇用の配慮ではなく、至らないことや苦手なことを、得意な人にお願いできる・指導を受ける・相談議論することができることです。当たり前ですが、すべての組織がそういう環境ではありません。
NPO団体、バイトから潜り込んだとはいえ、発達障害を明らかにしといて、よく面接受かったな。
週3バイトで入職して、働く時間を伸ばし伸ばしほぼフルコミットして、なんやかんやで5年目です。少しでも長くしがみつ…じゃなかった働けるように頑張っています。正直なところクビが怖いです。波はありますが、基本必死のパッチですが頑張っています。勤続年数最長記録・年齢的にも多分キャリアハイで、次の仕事は障害者雇用でお掃除かなと思っているので。次のステージってあるんですかね〜。
仕事頑張って「また一緒に仕事できるといいですね」と言ってもらえる人間になりたいな。そして、新しい夢が描けるといいなあ。
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