20230730_霊柩車の夢

「感情的になったら負けやで。」

バイトの面接で、苦情対応の話になったときに、面接官の方がこう話してくれました。
あかん、その前の日、クライアントの前で感情的になりケンカになったのに。大負けやん。

ケンカするし、推しの卒業が発表されるし、散々すぎて金晩にお酒を飲みました。飲んだからなのか二度寝三度寝だったからなのかわからないけれど、妙な夢を見ました。悪夢と言うか目覚めはとてもしんどかったです。

宮型。いらすとやさんより。

覚えていることは、雨の中で「霊柩車」――上のイラストのようなお宮(みや)がついているのではなくて、普通の真っ黒なバンで、ご親切にルーフ部分に「霊柩車」と書かれた行灯(あんどん)がついていた――が家の横を走り抜けるのをまじまじと見つめていた、こと。視界から消えたところで目が覚めました。

目が覚めるとやたらと霊柩車のことが気になりだして、躍起になって調べはじめました。

葬儀屋さんがYouTubeチャンネルを開設していて、金ピカの宮を据えた霊柩車を運転席からお宮の中身まで大公開してくれているのです。最近はリムジンタイプの洋型が主流で、金ピカとかの宮型はなくなっていってるようです。そういえば、最近見ません、金ピカ…。

なんと夢に登場した、バン型のも存在していると。ベース車両はアルファードなど。これは知らなかったのでした。(行灯はないので、これは無知なわたしへのサービスかも知れない…)

洋型(リムジンタイプ)。いらすとやさんより。

こうして、名古屋の黒檀を使ったお宮がすごい(金ピカではない)とか、すごいカスタムカーで有名な光岡自動車が霊柩車に力を入れているとか、いろいろなことがわかり、どんどんと深みにハマっていき、頭のなかを支配し始めました。

コレが、単なるクルマ好きの興味本意なのか、希死念慮のインフレなのか、わからなくなってきて、気持ちの置きどころが見えなくなってました。YouTubeを見てたら、番組は軽快に進むのに、クルマは見れば見るほどめっちゃかっこいいのに、涙がボロボロと出てきて…。

霊柩車の夢は、自分が転機を迎えているということだそうです。タロットカードにある「死神」の「終わりと始まり」という意と似ているところがあります。

先日クライアントとケンカしたときに、イラストも、フリーランスも、わたしには無理だとわかりました。新しい生き方を模索していくときなのかもしれません。そのときものづくりとか絵を描くことで積みあげてきたアイデンティティはどうなるのだろうかと、、、

そもそも「死」が近づいているのかもしれません。
じゃあ、自分が死んだ時は、金ピカの宮型か、キャデラックのリムジンで送られたい…けど、そんなん、お金かかるし、死んだ後のことはわからんし…。

どう生きて、どう死ぬかは、自分次第とも言えるし、乱暴ですが、なるようにしかならないのだと思います。

いいかげん、霊柩車による頭の中の支配を解こう。YouTubeでいっぱいみたベース車両のトヨタのセンチュリーのことを考えよう。世界に2台しかない、豊田章男会長専用センチュリーすごいぞ。ファ〜。ってなるぞぉ。となったのが、もう夜中の2時でした。